名刺入れの製作 その1
ひさしぶりに名刺入れのご依頼がありました。今、さんたの使っている仕様でよいということで昔の型紙を引っ張り出してスタートです。とりあえず、型紙をトレースします。
それを染料で染めていきます。原液のまま、入れる方がよく染まるイメージがあるかも?ですが実は薄めるほうが少し入りがいいですし、ムラが少なくなるようです。というのも染料自体は塗り重ねることで色が濃くなります。
つまり、原液だろうが薄めてあろうが結果は変わらないということになります。
そして薄める最大の理由・・・それは一度の刷毛通りで極端に色が入らずにすむという点です。
それは一度、革を湿らすことです。そうすることで先ほど説明した極端に色が入るのを防ぎ、ふわっと色が浸透していくからです。
色を入れる刷毛は何でもよいですが、さんたはペンキ用の刷毛を使っています。
ある程度のコシがあって、一度に広い面積を染色できるからです。
基本は「たて・よこ・ななめ」と順にいれるというのが一般的なそうですが、さんたはその後、革の表面を傷つかない程度にくるくると回しながら、色を入れていきます。
そうすることで刷毛が通らない場所を作らないようにして塗ムラを減らしています。
われながらきれいに染まったもん(自画自賛♪)
そうなんですね~床面には色が一切出てこないのが革のすごいところなんですね。
一部、色が入っているのは表革を塗った際に、はみ出した染料が付いたもので、革を浸透しているわけではないです。
さてさて、これで準備が整いました、切り出して次の工程に入りますね。
ではでは、お楽しみに~♪
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